新幹線の回数券は危険?手を出すと危険な商品とは
チケットショップや金券ショップは「東京-新大阪○○○○円」など、店頭に張り紙で新幹線の回数券・チケットの販売情報をアピールしている店舗が多く見られます。
通常の乗車券より安く販売できるのは、買取した回数券を売る需要があるからです。
新幹線の回数券は普通列車の回数券に比べて割引率が低く、基本的に客から買取したチケットのみを扱っています。
(普通列車は業者が回数券を買ってバラ売りすることもある)
業者を相手に売買することに違法性はありませんが、クレジットカード会社とのトラブルが多いため新幹線の回数券は危険だと言われています。
不自然な大量購入は危険
新幹線の回数券は金券ショップ(チケットショップ)が高価買取をしていて、クレジットカード現金化を目的に悪用されるケースがあります。
そのため、カード払いによる不自然な購入履歴があると、カード会社の調査が入って最悪のケースでは規約違反で強制解約・一括弁済などのペナルティを受けます。
換金率の高いチケットをクレジットカード払いで買って転売する現金化手法は他にもありますが、新幹線の回数券はズバ抜けて危険度が高いです。
たとえばギフトの定番になっているAmazonギフト券の場合は、プレゼント需要だけではなくAmazonポイントを目的に自分用で大量購入する需要があります。
そして、買ったAmazonギフト券を転売したかをカード会社が調査するのが困難なため、クレジットカード現金化の中でも安全な手法だと言われています。
一方で新幹線の回数券は、足を運ぶ要素がない人が購入した履歴を残すとカード会社に目を付けられやすいです。
たとえば東京に住んでいて普段から店頭などでカード決済をしている人が、「東京-新大阪」の回数券を買った履歴があるのに大阪の店舗や宿泊施設でカード決済した履歴がなければ不自然ですよね?
新幹線の回数券は現金化目的の不正決済を調査されやすいため、手を出すのは絶対にやめてください。
新幹線の回数券は6枚セットになっていて、換金率が非常に高いです。
大人2人で旅行先や出張先へ往復して4枚を消費し、残りの2枚を金券ショップへ売れば得をできる可能性があります。
こうした行為を頻繁に繰り返すのは危険ですが、旅行など特別な時だけ実践して、回数券の行き先でもカード決済の履歴を残せる環境なら大きな問題はありません。
他に危険な商品は?
クレジットカード現金化に手を出すこと自体が危険ですが、その中でも以下の条件に当てはまるとハイリスクです。
- 金券ショップが高価買取をしている
- 他の決済履歴との関係性がないのは不自然
- 個人が大量購入するのは不自然
新幹線の回数券と同じ仕組みでディズニーチケットの危険性が高いです。
自分で使うほか、贈り物や景品で買う需要もありますが、個人がペアチケットを2組以上買うのは不自然で、頻繁に行くなら年間パスポートを買った方がお得になります。
また、ディズニーリゾートとは遠い場所に住んでいるのに、東京や千葉でカード決済した履歴が残らないと、自分では行っていないと判断されてしまいます。
このほか、商品券やギフト券など換金率が高い商品をクレジットカード決済で大量に買うのも危険です。
決定的証拠がなければ平気だろうと甘く考えてはいけません。
クレジットカードの規約違反によるペナルティは法律違反ではなくカード会社独自のものなので、カード会社から怪しいと判断されるだけでアウトになるケースがあります。
目を付けられやすい商品には手を出さないようにしましょう。新幹線の回数券など危険な商品でも、本当に自分で使うのであればカード決済して問題ありません。