宝石は高く売れる?
宝石は条件によって販売価格と買取価格の関係における「換金率」が大きく変わります。
買取相場・流通価格の傾向をご覧ください。
宝石の種類 | ダイヤなど人気の高い宝石は高く売れやすい |
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デザイン | 定番デザインは高くて奇抜なデザインは安くなりやすい |
ブランド | ティファニーやハリーウィンストンなどは高い |
宝石(材料)の価値 | 金銀プラチナに比べて市場価格の流動性は低い |
鑑定書や販売証明の有無 | 買取店が本物だと認めても、鑑定書などがないと中古流通価格が安くなる |
状態 | 傷やくすみがあると安くなる。ダイヤなど硬い宝石も小傷が付きやすい |
稀少性 | カラット数が大きいと希少価値が高まることも |
複数の高価買取条件が揃った時は高く売れますが、貴金属や高級ブランドの時計・財布・バッグに比べて宝石は換金率が低くなるケースが多いです。
将来、お金に困ったら売って換金しようと考えている方は、宝石以外のものを買った方がいいかもしれません。
宝石は中古需要が低い
宝石のついたアクセサリーなどは、本物の金持ちでないと頻繁に購入しません。
指輪の場合、結婚指輪だけはダイヤ付きが定番ですが、日常生活で身に付ける指輪に宝石が付いていると嫌らしさが出てしまうものです。
ネックレスやピアス・イヤリングも同じで、宝石が付いたアクセサリーはドレスを着る場面など使えるシーンが限定されます。
宝石のないアクセサリーや時計、財布、バッグなどは背伸びをして良い物を買おうとする需要があるため、中古市場でも高値で流通するケースが多いです。
宝石の場合は中古品には興味を示さない金持ちからの需要が非常に高く、質屋やリサイクルショップが店頭に並べた際の長期在庫リスクが高くなります。
限定品など新品で売っていない宝石は中古市場で高値が付くこともありますが稀なケースです。
中古需要の違いによって、宝石は換金率が低くなるリスクが高いので注意しましょう。
中古品を買って転売する際も同じで、店頭に並べても売れにくいため中古販売店・買取店の利幅が大きくなるため換金率が低くなってしまいます。
季節性
僅かではありますが、宝石の流通価格は季節性があります。
クリスマス前のプレゼント需要や、春先からジューンブライトにかけて結婚式が増える時期、ボーナス商戦の時期が狙い目です。
長期在庫リスクがあるため全体の買取相場が一気に跳ね上がることはありませんが、在庫不足で買取強化を図る業者を見つければ有利になります。
需要が高くなる季節は、より多くの買取店を比較するとよいでしょう。
業者の査定に差が出やすい
宝石は他の高級品に比べて買取査定額に差が出やすいです。
特に鑑定書がない宝石の場合は、業者が中古販売する際の信用や集客力、太客の有無によって在庫リスクと販売価格が変わってきます。
業者の利幅や販売力、資金力、鑑定の精度によって換金率が大きく変わってくるので、なるべく複数の業者から鑑定を受けるとよいでしょう。
全般的に宝石の換金率は低めですが人気の条件が揃っていれば驚くような値段が付くこともあり、元値が高い宝石は数十万円・数百万円以上で換金できることも珍しくありません。
お金に困ったシーンや使っていない宝石があれば、換金することを検討してみてください。