金の買取相場はどう変わる?価格変動の仕組みや買取店のレートまとめ

金の買取相場推移

金塊のイメージ写真

金の買取相場は、普段は株式や債券などを売買する世界中の投資家による購入需要によって変動し、金を欲しいと思うかどうかではなく法定通貨(円やドル)および株式や債券に比べた投資価値で価格が決まる仕組みです。
金の価格相場が決まる要因は、過去の推移チャートと理由を結びつけることで理解しやすくなります。

 

世界でもっとも取引量が多く、貴金属買取店のレートへ大きな影響を与えるNY金のレートを元に、金の買取相場推移情報をまとめました。
田中貴金属の参考小売価格や貴金属買取店の24金インゴットの買取価格情報も交えて解説しているので、投資に興味がない方でも役に立つ情報ですよ!

 

※参考元の画像 楽天証券 金ロングチャート
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commodity/lineup/gold/pdf/gold_ny.pdf

 

 

1980年の中東危機

1970年代までの金価格は1オンス200ドル以下の水準で推移していて、それまでは金を安全資産として捉える動きがありませんでした。
金が初めて高騰したのは1980年前後のソ連軍アフガン侵攻とイランイラク戦争の勃発です。
1980年と1981年にかけて、金は一気に3倍ほど高騰して1オンス600ドル以上の値を付けました。
1980年代前半の高騰以降は1オンス250~500ドルでの価格帯で推移する時代が長く続きます。

 

なお、NY金は2012年に史上最高値を付けていますが、日本円では為替レートの影響から1980年につけた6,495円が史上最高値です。

 

 

リーマンショック

2007年のリーマンショックによって金の価格は再び600ドルを超え、市場最高値の値を付けます。
2000年前後からネット証券が普及した影響から金の売買をする個人投資家が増え、リーマンショック以降は金の店頭買取をする貴金属買取業者が増加しました。
こうした安全資産の金で資産運用する投資家が増えた影響によって、2007年のリーマンショック以降はNY金のレート以上に店頭買取相場が上昇しています。

 

参考までにNY金価格と田中貴金属の参考小売価格(税抜・1グラムあたり)の価格情報をご覧ください。

 

2001年の最安値

NY金:1オンス264ドル
田中貴金属:1グラム1,047円

 

2007年の最高値

NY金:1オンス841ドル
田中貴金属:1グラム3,070円

 

2015年の最高値

NY金:1オンス1,298ドル
田中貴金属:1グラム4,985円

 

 

史上最高値をつけた2012年

2007年のリーマンショック以降は、ギリシャ危機など歴史的な通貨危機問題や中東情勢が悪化したことをキッカケに、市場最高値更新を連発する上昇トレンドが続きます
さらに追い打ちになったのがアメリカのゼロ金利政策をはじめとした量的金融緩和政策(QE)です。
世界最大の流通量を誇る米ドルの価値が金融緩和によって低下した理由で、歴史的なドル安が起こって資金が金へ流れる傾向が強まりました。
その結果、NY金は2012年に市場最高値の1オンス1,923ドルの値をつけ、国内では貴金属の買取店がさらに増加します。

 

 

最高値に迫った2020年

アメリカのQEをキッカケに高騰した金価格は、2016年の利上げによって1オンス1,100ドル付近まで低下し、その後は1,300ドル台での堅調推移を続けていました。
しかし、2020年のコロナショックをキッカケに再び1,700ドル台(6月時点の年初来高値は1,771ドル)で推移し、市場最高値に迫る水準まで高騰しています。

 

 

金の買取価格は最高値水準

NY金の最高値は2012年、円建ての最高値は1980年に付けていますが、24金インゴッドなど国内の主要な金買取価格は2020年に市場最高値水準で推移しています。
2020年7月現在の24金インゴットの買取相場は1g6,500円前後。これは2012年にNY金が市場最高値を付けた時期の5,000円弱を大きく上回る水準です。

 

昨今は貴金属の買取店が増え、競争が激化した要因も後押しして金の買取価格高騰が続いています。今後もさらに高騰する可能性がありますが、過去の歴史と比較した場合は今が売り時だと言えるでしょう。
世界経済の成長鈍化・世界的な金融緩和の傾向が強まっていけば、今から金を買って数年後に売ることで換金率が100%を超える可能性もあります。

 

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